うんちくメモ

ただのメモです。内容は妄想の可能性があります

AIXでのLVM関連メモ

・単純なシングル構成のAIX環境でボリュームグループ(VG)→論理ボリューム(LV)→ファイルシステム(FS)と作成した際のメモ

■ボリュームグループ(VG)作成時のPP数
VGのヘッダー情報(?)分が必要なためか、計算上のPP数よりも-1された値になるっぽい

例:ストレージでの作成ディスクサイズ=20480MB に対して PPサイズ=64MB の場合
 計算上は TOTAL PPs=320
 →実際には TOTAL PPs=319 で作成される

※VGあたりのPP数には1016という上限があるようなので、ディスクサイズによりPPサイズを調整しないと利用できない領域が出来てしまうので注意
※この後、LV作成時にはTOTAL PPs=319として設計する必要がある


■論理ボリューム(LV)作成時の考慮事項

LV作成後のFS作成でcrfs コマンドを実行時にloglv00 といったようなログ用の1PP分の論理ボリュームが自動作成される。
そのためVGに対して最大サイズでLVを作成したい場合、ログ用論理ボリュームのサイズ分の(1PP)を引いた値で作成する必要がある
→※PP SIZEを大きく設定するとそれだけ利用できない領域(=1PPのサイズ)が生じる

例:ディスク=20480MB に対して PPサイズ=64MB の場合
 MAX LPs = 318(実際のMAXは319 - ログ用LV数 1)

※FS作成時の crfsコマンドで「-a logname=INLINE」を指定すればMAX LPs=319として設定出来るっぽい。
ログを作成LV内に入れることが出来るらしいのでLVが飛んだ際にログも一緒に消えるくらいであまり弊害が無いならコッチがシンプルかもしれない。


■参考URL
AIX LVM(論理ボリュームマネージャー)入門
http://hidamari.s45.xrea.com/lab/word/lvm.html

AIXでJFS2ファイルシステムを作成する手順
http://it-memo.info/?p=1895

・crfs コマンド
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/ssw_aix_71/com.ibm.aix.cmds1/crfs.htm