うんちくメモ

ただのメモです。内容は妄想の可能性があります

リカバリ時の一時表領域メモ

リカバリ時の一時表領域について
障害試験等、頻繁にリカバリを繰り返している際の一時表領域についてメモ

★再作成される場所は初期化パラメータdb_create_file_destで指定しているディスクグループとなるっぽい(未確認)為、+DG_TEMPなど、専用の領域に配置している場合は自動再作成後に領域の移動が必要なことに注意


・一時表領域は削除された場合、インスタンス再起動時に制御ファイル内の情報を使用して自動再作成される為、インスタンス再起動が可能な状況であれば復旧手段として利用可能
インスタンス停止が許されない環境ではSQLにてdrop ⇒ create の流れで復旧する
・再作成用のSQLについては制御ファイルトレース時に同時に出力される再作成用のSQLを流用するのが手っ取り早い
・ASM環境等、OMFを利用している環境下での障害試験時等、頻繁にリカバリを繰り返している様な状況では制御ファイル内の情報と実際のファイル名に不整合が発生してしまう場合があるが(制御ファイルトレースファイルからの制御ファイル再作成試験時、一時表領域も再作成が必要になるが、その後続けてトレースファイルと同時に取得した制御ファイルバイナリバックアップを使用したリカバリ試験を実施した場合の様なケース)、この際にもインスタンス起動時に自動再作成されるため、特に対応の必要がない。


※自動再作成時アラートログ出力例
OMFによるファイル名が「temp.260.790802787」から「temp.298.792082233」に変更されていることが確認できる

Thu Aug 23 14:52:57 2012
Re-creating tempfile +DG_DATA/db1/tempfile/temp.260.790802787 as +DG_DATA/db1/tempfile/temp.298.792082233