・11gよりasmcmdコマンドライン・ユーティリティーによりASMディスクグループの構成情報(メタデータ)のバックアップが取得できる
※少なくとも11gR1マニュアルにはマニュアルバグと思われる記述が複数見受けられるので実際の検証が必須
■md_backup (構成情報バックアップ)
-b 中間バックアップ・ファイルを保存先パスを指定 ※指定しない場合はカレントディレクトリに「ambr_backup_intermediate_file」というファイル名で出力される -g バックアップする必要のあるディスク・グループの名前を指定 ※指定しない場合は全DG情報を取得
※-g オプションを使用する場合、少なくとも11gR1(11.1.0.7)では複数指定した場合に最後に指定したDGしか取得されないバグがある為注意
■md_restore (構成情報のリストア)
-b メタデータ情報をbackup_fileから読み取ります -i エラーを無視させる(md_restoreでエラーが発生した場合通常は停止する) -t 作成されるディスク・グループのタイプを指定 full: ディスク・グループを作成してメタデータをリストア nodg: メタデータのみをリストア newdg: 別の名前でディスク・グループを作成して、メタデータをリストア(-oは必須) -f SQLコマンドを実行せずにsql_script_fileに書き込む -g リストアされるディスク・グループを選択。指定しない場合、すべてのディスク・グループがリストアされる -o ディスク・グループold_diskgroup_nameの名前をnew_diskgroup_nameに変更
・使用例
ASMCMD> md_backup -b /tmp/dgbackupfile -g asmdsk1 -g asmdsk2
※asmdsk1,2をバックアップする…意図のコマンド指定だが前述のバグにより、この場合はasmdsk2のみバックアップされるので注意
ASMCMD> md_restore -b /tmp/dgbackupfile -t full -g asmdsk1